普段何気なく使っている「預金」と「貯金」ですが、「どこの金融機関にお金を預けるか」によってことばの使い分けが必要です。結論から言うと、銀行なら「預金」、郵便局や農協なら「貯金」と呼ぶのが一般的(銀行法や郵政民営化法、農業協同組合法など)。
銀行はもともと、商人や企業の間で「お金を預かって決済(支払い)を行う」というビジネスから発展しました。そのため、「(一時的に)預けるお金」という意味で「預金」と呼ばれます。郵便局や農協は、個人の生活を支えるために「コツコツとお金を貯める(貯蓄する)」ことを奨励する目的で始まりました。そのため、蓄えるという意味が強い「貯金」という言葉が使われています。
安定資産である預貯金の管理場所、もしものことを考えると、高齢者は整理しておく必要があります。Geminiいわく、預金保険制度(ペイオフ)で元本1,000万円までが保護されることを前提に、目的別に整理した理想的な構成は以下の通り。
キャッシュカードやネットバンキング、アプリに慣れているシニア世代にとって、「3つの銀行」に集約するのが、安全性・収益性・管理のしやすさのバランスが最もとれた組合せとのこと。
なぜ「3つ」がベストなのか?
① 「1,000万円の壁」と「システムリスク」への備え
日本の預金保険制度では、1金融機関につき合算で元本1,000万円までしか保護されません。資産がそれ以上ある場合、物理的に分ける必要があります。また、万が一のシステム障害や通帳・カードの紛失時、1口座だけだと生活が立ち行かなくなります。「2つでは不安、4つでは管理が煩雑」ということで、3つがちょうどよいのではとの意見。
② デジタルとアナログのハイブリッド
アプリやネットバンキングを使いこなせる方でも、シニア世代には「対面窓口が近くにある安心感」は無視できません。
- メイン口座: 居住地で店舗数が多い地銀やゆうちょ。相続手続きや大きな出金の際、対面で相談できる拠点を1つは確保しておきたい。
- サブ口座: ネット銀行。普通預金金利が地銀の数十倍になるケース(0.1%〜など)もあり、資金移動もスマホで完結するため、効率よくお金を働かせることができます。
③ 相続の「見える化」
銀行の数が増えすぎると、万が一の際に家族が疲弊してしまう。この点、3つなら家族への継承もスムーズ。
まとめ
方針はおおむね賛成ですが、実際には3つの口座プラス証券口座では足りないかもしれません?また、③の防衛・保全口座(金庫)にはメガバンクを利用したいところですが、地方では現実的ではありませんね。
| 口座の役割 | 銀行の選び方 | 主な用途 |
| ① 生活・受取口座 (メイン) | 地方銀行・ゆうちょ銀行 | 年金受取、公共料金引落、日常の現金引き出し |
| ② 運用・待機口座 (サブ) | ネット銀行(楽天、SBI 等) | 予備資金の保管、証券口座(NISA等)との連携 |
| ③ 防衛・保全口座 (金庫) | 証券口座 | 滅多に触らない資金 |
