普通の人のための資産運用法

残された時間がある程度見えてきた高齢者にとって、資産をどのように運用し使っていくか、多くの方が気になっているところかと思います。とはいっても、個々の生活には正解はないし、後悔しないように自分自身の最適解を見つければよいだけですが、その最適解がなかなか定まらない。本屋さんやAmazon kindleで目に止まった著作物は頭の体操にもなるのでできるだけ読むことにしていますが、Hayato Ito 氏の「普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方」(日経BP)をご存知でしょうか。世の中には、頭のいい方がたくさんいますが、この方もその一人。感心するばかりです。

本の帯には、「300万PV(ページビュー)、2020年度のはてなブックマーク数日本1位、300万人が読んだ資産運用の新定番」と記載されています。著者の H. Ito 氏は現役のソフトウェアエンジニアで、おそらく大学では金融工学を専攻されていたのでしょう。知人から資産運用の方法を教えてほしいと頼まれてそのエッセンスをまとめられたとのこと。その内容が Github (Gitを利用してプログラムのソースコードや変更履歴をオンライン上で管理・共有できる、世界最大級のソフトウェア開発プラットフォーム)に公開されると、瞬く間に話題となり、拡散されていきました。その記事は現在も閲覧することができます。

結論はいたってシンプルで、Webの記事では約10行、書籍では2ページに要約され、5項目をやるだけ。このやるべきことは1年に30分程度、インデックス投資以外はリスクが高いので普通の人は手を出さない方がよいというメッセージ。その後のページにはその結論に至った理由が数式を使って詳しく解説されています。著者はこれら解説も興味がなければ読む必要はありませんとあっさりしています。

単純で、単刀直入な内容のため、プロの投資家の考え方とは相容れないところが多いように思いますが、普通の高齢者にとってはたいへん参考になりました。数学は言語である。数式だけで物語が展開するという話を大学の数学科を卒業した知人から聞いたことがあります。数式はそれぞれ意味があるという。結論に至る理由が理論編で解説されていますが、残念ながら爺には難しすぎてわかりません。結論についても理解するには投資についての基本知識が必要と思いますが、いずれにしろ、結論についてはそうだよなあと感心してしまいました。すごい方がいらっしゃるので、メモしておくことにしました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次