家づくり4 エアコンは常時稼働?

高性能住宅(高断熱・高気密住宅)といっても、そのしくみは多種多様で、ハウスメーカーそれぞれで工夫されています。YouTubeで検索する中で特に驚いたのは、「高性能住宅ではエアコンを常時運転させる」ということ、そして「性能の観点から、選ぶべきメーカーや機種はある程度限られる」ということでした。 各ハウスメーカーの営業担当者からエアコンの性能まで詳しく教わったことはなく、これらは松尾設計室の松尾氏の動画を拝見して初めて知りました。氏の動画「エアコンは6、10、14畳用しか買ってはいけない?」は再生数300万回を超え、関連番組でも「伝説の人物」として紹介されていました。

詳細な理論は専門外のため割愛しますが、何より衝撃的だったのは、エアコンの使い方の常識がこれまでと180度異なっていたことです。以前、築30年の隙間風が入る賃貸住宅に住んでいた頃は、夏は冷房、春秋はエアコン不要、極寒の冬はエアコンを止めて石油ストーブを一日中焚くのが当たり前でした。 石油ストーブで家全体が暖まるわけがありません。トイレや風呂場は寒いままです。ところが、高断熱・高気密住宅では「エアコンのつけっぱなし」こそが常識。「必要なければ消すべきだ」と考えていた私からすれば、一般庶民の感覚として「そんなことをしたら電気代がかさんで仕方ないのでは」と不安になりますが、世の中は進歩していました。

エアコンは、急激に温度を上げ下げして適温に達するまでの間に、最も大きな負荷(=電力)がかかります。しかし、一度家全体の室温と湿度が安定してしまえば、高性能な住宅ゆえに温度変化が少なく、エアコンへの負荷は最小限で済みます。結果として、常時稼働させておく方が負荷が抑えられ、電気代もかえって安くなるというわけです。 半信半疑ではありましたが、実際に新しい家での光熱費は以前よりも安くなっています。 建築の世界は奥が深い、少しずつ知識が深まるにつれて興味が増してきた時期の思い出です。

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