ニュースで「梅雨入り」という言葉が聞こえてくる時期になりました。U-NEXTで名作映画を見始めると、次から次に観たいものが現れます。ドジャース戦も Amazon Prime Video で観ているので、座りっぱなしの生活にならないよう気をつけています。これからはサッカーのワールドカップが始まるので、さらに気をつけないと。
さて、今回は高齢者の生活全般について医師の立場から考察された、『老後をやめる 自律神経を整えて生涯現役』(小林弘幸著、朝日新聞出版)のご紹介です。
「老後をやめる」とはどういうことか。決して禅問答ではありません。著者は自律神経を整える方法を一般市民にわかりやすく説明してくれるお医者さんで、本書では貯金、年金、介護、生きがいなど高齢者の老後不安について考察し、これらをなくす解決策は「老後をやめる」ことだと教えてくれます。簡単にいえば、仕事を続け、運動し、社会とのつながりを保ち、そして天真爛漫に明るく過ごせ、老け込むなというメッセージで、たいへん勇気づけられます。
本書の特徴は第5章にあります。第5章は著者にとって新しい試み、「やりたいことが見つかる108のリスト」です。われわれ凡人にはなかなか「やりたいこと」が見つかりません。ならば、ということで、著者自らがやりたいことを考えてくれました。医学的背景を踏まえて、高齢者がやりたいことを見つけられるよう、108の項目がリストアップされています。難易度が低いものは大半が家事なので、まったくかしこまらずに踏み出すことができます。この「108」、除夜の鐘の回数と同じですが、人間の煩悩(ぼんのう=心を悩ませる迷いや欲望)と同様に、ひとつひとつこなすたびに新たな気持ちで進められるよう暗に意図されたのかもしれません。リストアップされた項目をすべてこなすことなど想定されていないので、気軽にできることをやってみると楽しい生活になると思います。ちなみに、源三はたまにリストを眺めて実行する程度ですが、リストがあるとないとではいざ行うまでの時間が異なり、できそうなことが簡単に見つかるのでたいへん助かっています。リストの1つ、39番「ネットフリックス」などの話題のドラマを一気見する―これをやってみようと思いましたが、途中で飽きてしまいました。名作ドラマは長いので、私には無理なようです。
