年齢を重ねるごとに気になり始める、ひざの違和感や痛み。特に「変形性膝関節症」になると、歩くたびに痛みがはしり、不安になってしまいます。そんな時の強い味方が「ひざサポーター」です。以前はサポーターをすると締め付けられる方が気になってしまうので、身体のどの部位にサポーターをつけるのも苦手でしたが、変形性膝関節症の痛み軽減にはひざ用サポーターは役に立ちました。
しかし、いざドラッグストアに行くと、あまりの種類の多さに「どれを選べばいいの!?」と迷ってしまうかもしれません。
そこで、実際に3つの人気サポーターを使い込んでみたリアルな感想を記しておきます。ほかにも購入したものがありますが、実際に役に立った3つの商品をご紹介します。
今回は、巷のレビューではなかなか気づかない「症状のステージに合わせた使い分け」という視点で、わかりやすく解説します!
1. 激しい痛みや腫れがある時期:
湿布をガッチリ固定できる「バンテリンコーワ加圧サポーター」
まず、ひざに強い炎症や腫れ、痛みがあり、日常の動作すらツラい……という「急性期」に圧倒的におすすめなのが、「バンテリンコーワ加圧サポーターひざ用」です。
多くの人はこれを「強く締め付けて守るため」だけに使いがちですが、実はもう一つ、隠れた最大のメリットがあります。それは「湿布薬との相性が抜群に良い」という点です。
- 面ファスナー(マジックテープ)で上から巻く構造なので、ひざに貼った湿布がズレたり、剥がれたりするのを完璧に防いでくれます。
- 筒状のサポーターだと、履くときに湿布がめくれて丸まってしまいますが、これならそのストレスが一切ありません。
- 自分で締め付け具合を微調整できるため、腫れの強い日でもひざを圧迫しすぎず、しっかりとホスティングしてくれます。
炎症があって、湿布と併用しながらひざを保護したいタイミングには、これがベストな選択肢になります。

2. ひざ頭のグラつきが気になるとき:
日常使いの王道「バンテリンコーワサポーターひざ用」
痛みが少し落ち着いてきたものの、歩くときにひざが左右に「グラッ」とする不安感がある……。そんな日常のちょっとした違和感にジャストフィットするのが、定番の「バンテリンコーワサポーターひざ用(通常版)」です。
このサポーターの注目すべきポイントは、独自の「U字型テーピング構造」がひざ頭(お皿)をガチッと下から支えてくれる点にあります。
- 階段の上り下りや、立ち上がるときに発生する「左右のブレ」をしっかり抑えてくれます。
- ソックスのようにスルッと履くだけの手軽さなので、毎日の外出や家事の際に「お守り」代わりに着用するのに最適です。
「ひざ頭の位置がなんだかピタッと決まらない」「歩くときに左右にブレて不安」という、慢性的な違和感を抱えるステージに向いています。

3. 腫れが引いた後のリハビリ期:
薄さとズレにくさを両立した「プロ・フィッツ」
最後に、炎症や腫れがすっかり治まり、さあこれからしっかり歩いて筋力を戻すぞ!という「リハビリ・回復期」に真価を発揮するのが、ピップ株式会社の「プロ・フィッツ」です。
一見すると、よくある薄手のサポーターに見えますが、他の製品と一線を画すポイントが「0.6mmという極薄生地」と「左右のコイルボーン(特殊な芯材)」の組み合わせです。
- 驚くほど薄いので、ズボンの下に履いても全くゴワつかず、歩行時の足の曲げ伸ばしを邪魔しません。
- そして、薄型サポーター最大の弱点である「歩いているうちに上下がクルクル丸まってズレてくる」という現象を、左右のコイルボーンが突っ張り棒の役割を果たして完全に防いでくれます。
動きやすさを犠牲にせず、歩行をスムーズにアシストしてくれるため、ウォーキングや活動量を増やしたいリハビリ期間にはこれ以外の選択肢はないと思えるほど快適です。

まとめ:あなたの「今のひざの状態」に合わせて選ぶのが正解!
今回、3つのサポーターを徹底的に使い比べてみて分かったのは、どれか1つが優れているわけではなく、「ひざの症状の段階(ステージ)」に合わせて使い分けるのが最も賢い方法だということです。
便宜上、選び方をシンプルな表にまとめてみました。
| ひざの状態・目的 | おすすめのサポーター | 隠れた注目ポイント |
| 炎症・腫れ・激しい痛み(湿布を併用) | バンテリンコーワ加圧サポーター | 巻くタイプなので湿布が絶対にズレない |
| 日常のグラつき・違和感 | バンテリンコーワサポーター(通常版) | U字テーピングでお皿のブレをしっかり抑制 |
| 腫れが引いた後のリハビリ・歩行 | プロ・フィッツ | 0.6mmの薄さなのにコイルボーンでズレ落ちゼロ |
「せっかく買ったのに合わなかった」という方は、もしかすると今の痛みのステージとサポーターの特性がマッチしていなかっただけかもしれません。
ご自身のひざが今どんな状態にあるかを見極めて、最適な相棒を選んでみてください。
