「さつま寿」で有名な尾込商店さんが醸す春の芋焼酎、「さつま寿 桜」。この時期の楽しみのひとつです。
尾込商店といえばさつま寿。芋臭さもほどほどでしつこくもなくバランスがとれていて、お湯割りでいただくとふんわりとしたやわらかい甘みが感じられ、後味はすっきりした焼酎です。さつま寿は白麹仕込み。これに対して「神座」、「池の鶴」、「桜」は黒麹仕込み。「池の鶴」は3年熟成でロック用に28度に調整されていて、黒麹特有の「キレ」が特徴、甘さはあまり感じられません。
「神座」は「池の鶴」と同じくロックがおすすめの28度の芋焼酎ですが、仕次と呼ばれる手法で2年以上熟成させた原酒のみを継ぎ足して造られています。熟成によって「深み」と「甘み」が強く感じられようになり、この甘みがとても美味しいので、たまに調子に乗って一杯多く飲んでしまうことがあります。
「さつま寿 桜」は池の鶴・神座の系譜をもつ新焼酎を一冬寝かせて春に蔵出しされます。新酒なので丸みとか甘みはあまり感じられません。でも、不思議ですが、年に一度はこの味を味わいたくなります、今年の味はどうかな?・・・と、玄人っぽくまことしやかに書いていますが、個々人で好みはさまざま、お酒の味は飲み方や一緒にいただく料理によって変わってしまいます。好みの飲み方が試していただければよいかと思います。
東北は米どころ、日本酒の文化が栄えていて美味しい地酒が愉しめます。お酒好きにはたいへんありがたいことですが、最近は蒸留酒の方が翌日の目覚めがすっきりします。春は花粉症で苦しむ季節なので、アルコールを控えなければなりませんが、鼻水がひどくなければ晩酌を断つほどでもないだろうと、つい一杯。我慢して飲まずに迎える明日と、我慢せずに少し飲んで迎える明日を比較すると、症状や生活の点ではたいして差のない日々を送っています。であれば、好きなことをさせてほしい。若いときの暴飲暴食は笑い話になりますが、今は何をどのくらいの量、食べて飲むか、これも自己責任かと思っています。
