白秋とは

青春とはなんだ、言わずと知れた石原慎太郎氏の小説。1965年に日活により石原裕次郎主演、舛田利雄監督で映画化され、7月に公開されました。テレビドラマ版は、1965年10月24日から1年間、日本テレビ系で放送されています。夏木陽介藤山陽子主演の学園ドラマとして人気を博し、東宝青春学園ドラマの先駆け的作品となりました。小学校低学年のときですが、夏木陽介さん、よく覚えています。

「青春」ということば、いろいろなところでお目にかかります。由来は中国の五行説、人間の一生を自然の移り変わりになぞらえて、人生は青春、朱夏、白秋、玄冬の4つに区分され、青春はいうまでもなく、若々しい成長期、朱夏は子供を育て、社会貢献する活動期、そして、生存競争の世界から離れた自由で、自分本位に生きる季節が白秋になります。玄冬は最晩年、場合によっては自我が失われるかもしれません。

このブログ名を白秋ノートとしたのは、五木寛之氏の「白秋期 地図のない明日への旅立ち」(日経プレミアシリーズ)をバイブルとさせていただき名付けたのですが、白秋か、白秋期か、どっちがよいのか、悩んだことがあります。青春の時期を青春期とは言わないだろう。だとすると、白秋期はおかしいけど、五木氏は新書の題名にあえて「白秋期」を選択されました。

単なる憶測ですが、白秋とすると、五行説など関係なく、まずは詩人の北原白秋氏を思い浮かべることが理由なのではないかと思っています。ちなみに、北原白秋(本名:隆吉)氏は明治34年(1901年)、同人雑誌の雅号を決めるくじ引きで「白」を含む名前の中から「白秋」を引き当てたということになっていますので、五行説に関連して自ら決めた雅号ではないようです。

本題に戻りますが、青春を青春期とはまず、言わない。そうなると、白秋を白秋期と言うのは無理がありますが、おそらく、白秋として新書を出版されると、北原白秋の詩についての書評かと誤解されるおそれがあること、なじみのないことばなので、人生の50〜70歳の黄金期を指すためには、「期」を付けた方が誤解が少ないことから、こうした書名にされたと推察しています。

いずれにしろ、北原白秋を調べるつもりで、このブログに来られる方には大変申し訳ありません。事情お察しいただければ幸いです。

さて、白秋(期)、人生100年時代とすると、50〜75歳の時期、どう過ごせばよいのか。「白秋とはなんだ」と問われれば、目下、そのヒントを探しているわけですが、今は、同じ時代に生きた人々から感動をもらい、生きていてよかったと思える充実した時間とさせていただきます。

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