菖蒲湯(しょうぶゆ)の朝風呂は、5月5日の端午の節句(こどもの日)の大切な行事ですが、銭湯以外では入ったことがありません。菖蒲の葉や根を浮かべた風呂に浸かると、菖蒲の強い香りが邪気を払い、血行促進や疲労回復、リラックス効果、冷え性改善によいといわれています。
風呂といえば、晩酌後の入浴は控え、夕方に入るか、朝風呂。

朝風呂といえば、かならず出てくるのが福島県の民謡『会津磐梯山』の小原庄助さん。
おはらしょうすけさん、なんで身上つぶした
朝寝、朝酒、朝湯が大好きで
それで身上つぶした
ハー もっともだ もっともだ
「朝寝・朝酒・朝湯」を毎日のように贅沢に楽しんで放蕩(ほうとう)にふけったから身上つぶしたそうですが、退職後なら誰に文句言われるわけでもなく、構わないでしょう。朝寝は愛犬が毎日5時に吠えるので、一度起きて朝ご飯と散歩を済ましてからもう一度寝ることがあります。ただ、朝酒はかえって体調が悪くなるからしたいとは思いません。3つ揃わないので、たぶん身上には影響しないでしょう。
民謡、『会津磐梯山』、どちらかというと、私たちの世代ではザ・ドリフターズの「会津磐梯山」(作詞 なかにし礼)の方がなじみがあるのではないでしょうか。おそらく、こちらの歌詞で覚えたような気がします。Youtube であらためて聴いてみましたが、小原庄助さんの前に、二宮尊徳さん、足柄金太郎さんの身上にも触れているんですね。この話、笑えます。
高齢者の朝風呂
高齢者が飲んべえであれば、朝風呂の方が健康へのリスクは低いと思うのですが、いかがでしょうか。Claude によれば、高齢者の朝風呂は適切な注意を払えばメリットも十分あるという。ただし、心疾患・高血圧・糖尿病をお持ちの方は主治医に相談が必須。一般的には、夕方〜就寝2時間前の入浴が最もリスクが低いとされていますが、晩酌をする高齢者にとっては、夕方〜就寝前の入浴の方がむしろリスクが高いことがある。もっともだと思います。
朝風呂のメリット
1. 体の目覚めを促す
朝の入浴は体温を上げて血行を促進し、筋肉がほぐれるので、体のこわばりや関節の痛みが和らぎ、活動しやすくなる
2. 血圧・血糖値の安定化
適温(38〜40℃程度)のぬるめの湯は副交感神経を刺激し、血圧を穏やかに整える
3. 精神的な安定・気分の向上
入浴によるリラックス効果で、一日を穏やかな気持ちでスタートできる
4. 清潔感と生活リズムの確立
朝風呂を習慣化することで規則正しい生活リズムが生まれ、認知機能の維持に役立つ
朝風呂のデメリット
1. ヒートショックの危険性(最大のリスク)
起床直後は血圧が変動しやすい時間帯。特に冬場、寒い脱衣所から熱い湯船への急激な温度変化は、血圧の急上昇・急降下を引き起こし、脳卒中・心筋梗塞・失神のリスクが高まる
2. 脱水・低血圧
朝は就寝中の発汗で、すでに軽度の脱水状態にあるので、入浴でさらに汗をかくと、めまいや立ちくらみ(起立性低血圧)が起きやすくなる
3. 空腹時の体への負担
朝食前の入浴は血糖値が低い状態での入浴となり、特に糖尿病の方は低血糖発作のリスクがある
4. 転倒リスク
朝は筋肉・神経系がまだ十分に覚醒していないため、浴室での転倒・骨折リスクが高まる
まとめ
どの時間帯に入るにしろ、ぬるめの浴槽にゆっくりと浸かればリラックスできることはまちがいありません。高齢者ですから、変な物音がしたら様子を見にきてもらうよう、家族にひとこと頼んでおくと安心して愉しめます。
