晩酌は楽しみのひとつとなっている方は多いのではないでしょうか。まだ、晩酌を覚えていないころ、飲み会で先輩に、普段は晩酌されますか、とお聞きしたことがあります。その先輩曰く、「酒を飲まずにはいられないことがある。眠れないことがある。」・・・ご多分に漏れず、今は晩酌を欠かせなくなりましたが、ありがたいことにストレスで眠れない晩はだいぶ少なくなりました。
晩酌の定番は尾込商店さんの神座(かみくら)。原材料は鹿児島県産さつまいも、米こうじ(国産米)河内製NK菌黒麹・鹿児島2号酵母、アルコール分は28度と、一般的な芋焼酎よりも3度高めに調整されています。この理由は、熟成によって角が取れた円熟味と、芋本来の力強い風味を一番いいバランスで引き出せるからとのこと。
ウラのラベルには、「長い時間の流れが醸す静謐で地味深い味わいと心地よい余韻をお愉しみ下さい」という説明があります。最初はこの文の意味がよくわかりませんでした。
この焼酎は平成初めに誕生、仕次と呼ばれる手法を使って2年以上熟成させた黒麹の原酒のみを継ぎ足し続けて造られています。仕次は沖縄の古酒(クース)でも用いられている伝統的な熟成管理法で、一番古い「親酒」が入った瓶や甕から、出荷する分だけを取り出し、減った分を、次に古い「子酒」から補充。さらに「子酒」が減った分を、その次に古い酒で補充する。これを繰り返すことで、「常に最も熟成された深み」を維持しつつ、新しい原酒の「勢いや香り」を補給し続けることができるといわれています。神座は単一の3年熟成酒とはちがって、平成初めの原酒が含まれるため「長い時間が醸す静謐で滋味深い味わい」と表現されているように思われます。
